「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」の「預言書の切れ端」から獲得できるアイテムを検証

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」の「預言書の切れ端」から獲得できるアイテム

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」

https://press.ncsoft.jp/notice/lineage2/2109legend/

リネージュ2のイベント「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」は、2021年09月08日（水）～ 2021年09月29日（水）に開催されたイベントです。

このイベントで提供される「預言書の切れ端」を解読して獲得できる「語り継がれしスクロール」「預言の箱」「伝説の証」の獲得確率、および、「預言の箱」を開けて獲得できるアイテムとその確率を検証してみました。

※記事トップのタイトル画像も上記 URLのタイトル画像を利用させていただいております。

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」の詳細

「預言書の切れ端」の獲得について

イベント「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」では、まず「預言書の切れ端」と言うアイテムを獲得するところから始まります。

「預言書の切れ端」は以下の条件で獲得できました。

●対象の狩り場で狩りをする
●血盟ミッションの指定のミッションをクリアする

対象の狩り場で狩りをする

決められた狩り場にいるモンスターを倒すと「預言書の切れ端」を獲得することができます。
モンスターを 1匹倒すと「預言書の切れ端」が 1枚もらえるのではなく、かなりの数を倒してやっと 1枚獲得できるくらいのイメージです。
また、この方法では、1日 1キャラクターあたり 3枚まで獲得することが出来ました。

ちなみに、決められた狩り場は、レベル 105以上のモンスターが配置された狩り場でした。
ですが、キャラクター自体はレベル 105に達している必要はなく、パーティーを組むなどしてレベル 105以上のモンスターを倒せば「預言書の切れ端」を獲得することが出来ました。
（パーティメンバーのレベル差が大きいことによってペナルティとして「預言書の切れ端」が獲得できなくなるのか否か、については確認をしていません。）

血盟ミッションの指定のミッションをクリアする

血盟ミッションの「一般」ミッションの中のいくつかに、ミッションクリア時の獲得報酬に「預言書の切れ端」が追加されていました。
そのミッションをクリアすることで「預言書の切れ端」を 1つ獲得することが出来ました。

そのため、この方法での獲得数は、実行出来る血盟ミッションの勝つと同じで、エーレでは 1週間に最大 20個、エーレ未満では 1週間で 18個となっていました。

「預言書の切れ端」を解読してもらって獲得できるアイテム

獲得した「預言書の切れ端」を NPC「伝説を目指す者」に渡して解読してもらうことで「語り継がれしスクロール」「預言の箱」「伝説の証」のいずれかのアイテムを獲得することが出来ました。
また、獲得できる「語り継がれしスクロール」「預言の箱」「伝説の証」の確率は以下のようにアナウンスされていました。

ちなみに、「預言書の切れ端」の解読には 1回あたり 5,000,000アデナ（500万a、5Ma）の手数料を支払う必要がありました。

「預言の箱」を開けて獲得できるアイテム

「預言書の切れ端」を解読して獲得できる「語り継がれしスクロール」「預言の箱」「伝説の証」のうち、「語り継がれしスクロール」はエンチャントを受けるためのスクロールで、「伝説の証」はコレクションに登録してスキルを強化するアイテムでした。

「預言の箱」は、それをダブルクリックして開けることで、下記の様々なアイテムを獲得することが出来るようになっており、二重に楽しめるアイテムになっていました。

と言うわけで、この記事では「預言書の切れ端」を解読して獲得できる「語り継がれしスクロール」「預言の箱」「伝説の証」がどれくらいの割合で獲得できるのか、また、「預言の箱」からはどのようなアイテムがどれくらいの確率で獲得できるのか、を検証してみましたので、その結果をレポートいたします。

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」で獲得できたアイテムのレポート

「預言書の切れ端」を解読した結果

まず初めは、「預言書の切れ端」を解読した結果についてです。

確認してもらった血盟のメンバーごとの結果が以下のようになっています。

高見ゆき（LUC：64）
　語り継がし　85個（69.67%）
　預言の箱　　35個（28.69%）
　伝説の証　　02個（01.64%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　122個

血盟員A（LUC：60）
　語り継がし　78個（63.93%）
　預言の箱　　41個（33.61%）
　伝説の証　　03個（02.46%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　122個

血盟員B（LUC：49）
　語り継がし　85個（70.83%）
　預言の箱　　30個（25.00%）
　伝説の証　　05個（04.17%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　120個

血盟員C（LUC：44）
　語り継がし　82個（68.33%）
　預言の箱　　34個（28.33%）
　伝説の証　　04個（03.33%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　120個

血盟員D（LUC：42）
　語り継がし　83個（69.17%）
　預言の箱　　28個（23.33%）
　伝説の証　　09個（07.50%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　120個

血盟員E（LUC：41）
　語り継がし　08個（57.14%）
　預言の箱　　04個（28.57%）
　伝説の証　　02個（14.29%）
－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　　14個

関係はないと思いますが、条件をそろえるために、解読を依頼した NPCは、すべてギランの「伝説を目指す者」で統一しています。

また、関係性を確認するため、各キャラクターの「LUC」の値も記載していますが、上記の結果を見る限りでは、「LUC」の値は全く関係がなさそうです。

「血盟員E」はサンプル数が他のキャラクターの 10分の 1程度ですが、「LUC」が一番低い 41なのに「伝説の証」を獲得する確率が突出しています。

「血盟員E」はサンプル数が少ないのでそれ以外のキャラクターを見てみても、次に「伝説の証」を多く獲得しているのは、次に「LUC」の値が低い「LUC：42」の「血盟員D」となっています。

「LUC」の値と「伝説の証」を引く確率の関連性を見いだすとするならば、
　「LUC」は低い方が「伝説の証」を獲得できる可能性が高い
となります。

この結果は偶然なのか、もしくは、レベルの低いキャラクターの方にイベントの恩恵がより濃く反映されるように設計されているのか．．．

真相は分かりませんが、上記の 6人分の結果を合計したものが下記になります。

合計
　語り継がし　421個（68.12%）
　預言の箱　　172個（27.83%）
　伝説の証　　025個（04.05%）
－－－－－－－－－－－－－－－
　　合計　　　618個

上記の結果から「高」「中」「最低」の割合をザックリと推測すると下記のようになるのではないかと思います。

　語り継がし　高　　70%
　預言の箱　　中　　25%
　伝説の証　　最低　05%

ちなみに、618枚の解読をしてもらう手数料は、3,090,000,000アデナ（30.9億a。3.09G）になりました。
手数料の負担はなかなかな額ですね．．．

「預言の箱」を解読した結果

先の「預言書の切れ端」を解読した結果、「預言の箱」を獲得した場合、さらにこれを開けることでいろいろなアイテムを獲得することが出来るようになっていました。

そのため「預言の箱」を開けた結果もレポートいたします。
以下が、その結果になります。

高見ゆき（LUC：64）
　語り継がし　　32個（91.43%）
　R-ZEL　　　　　3個（08.57%）

血盟員A（LUC：60）
　語り継がし　　34個（82.93%）
　R-DAI　　　　　1個（02.44%）
　R-ZEL　　　　　6個（14.63%）

血盟員B（LUC：49）
　語り継がし　　23個（76.67%）
　R-DAI　　　　　1個（03.33%）
　R-ZEL　　　　　4個（13.33%）
　宝石エナジー　 1個（03.33%）
　レビ重上　　　 1個（03.33%）

血盟員C（LUC：44）
　語り継がし　　31個（91.18%）
　R-DAI　　　　　1個（02.94%）
　R-ZEL　　　　　2個（05.88%）

血盟員D（LUC：42）
　語り継がし　　21個（75.00%）
　R-ZEL　　　　　7個（25.00%）

血盟員E（LUC：41）
　語り継がし　　4個（100.00%）

「預言の箱」を開けた結果を見ると、「血盟員B」だけが価値があるものをゲットしています。
それ以外のメンバーは、R-ZEL。運がよければそれに R-DAIが追加される、という程度。

「預言の箱」を開けた結果を見ると、「預言書の切れ端」を解読するときに「預言の箱」が出るより「語り継がれしスクロール」が出た方が当たりだったのではないか、という感じさえしてきます。
（「預言書の切れ端」を解読するときに得られる「語り継がれしスクロール」は 3枚ですが、「預言の箱」を開けて得られる「語り継がれしスクロール」は 1枚でした。）

それぞれのメンバーが「預言の箱」を開けて獲得したアイテムを合計すると下記のようになります。

「預言の箱」を開けた結果の合計
　語り継がし　　145個（84.30%）
　R-DAI　　　　　 3個（01.74%）
　R-ZEL　　　　　22個（12.79%）
　宝石エナジー　　1個（00.58%）
　レビ重上　　　　1個（00.58%）

「預言の箱」の中身はほぼ「語り継がれしスクロール」だと言うことが分かります。
「語り継がれしスクロール」と「R-ZEL」を合計すると 97.09%になりますので、それ以外のアイテムが出ることを期待してもムダだと言うことが分かります。

ちなみに、獲得したアイテムをアデナに換算すると以下になります。

　R-DAI　　　　　 3個　　 15,400,000アデナ
　R-ZEL　　　　　22個　　 37,500,000アデナ
　宝石エナジー　　1個　　160,000,000アデナ
　レビ重上　　　　1個　1,500,000,000アデナ

単価は、この記事を書いているタイミングで、ギランの露天で一番安かった価格である下記としています。

　R-DAI　　　　　　　 700,000アデナ
　R-ZEL　　　　　　12,500,000アデナ
　宝石エナジー　　180,000,000アデナ
　レビ重上　　　1,500,000,000アデナ

獲得したアイテムを売却した場合の価格の合計は、1,712,900,000アデナ（17.1億a。1.71G）と言うことになるわけですが、「預言書の切れ端」を解読するときに支払った手数料が 3,090,000,000アデナ（30.9億a。3.09G）ですので、10億（1G）以上の赤字になっていることが分かりますね。

しかも、この 17億アデナのうちの 15億は「レビ重上」ですので、もし「レビ重上」が出ていなければ、解読の手数料 30億アデナは全く回収できない状態になっていたことになりますね。

というか、「血盟員B」以外は解読の手数料は全く回収できていない状態なわけです。

イメージとしては、手数料を支払って「語り継がれしスクロール」を買うイベントだった、という感じでしょうか。

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」で獲得できたアイテムの最終集計

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」で得られたアイテム、「預言の箱」を開けて得られたアイテムも改めて集計し直したものが下記になります。

ゆき・最終結果
　語り継がし　　117個（95.90%）
　R-ZEL　　　　　03個（02.46%）
　伝説の証　　　 02個（01.64%）

血盟員A・最終結果
　語り継がし　　112個（91.80%）
　R-DAI　　　　　01個（00.82%）
　R-ZEL　　　　　06個（04.92%）
　伝説の証　　　 03個（02.46%）

血盟員B・最終結果
　語り継がし　　108個（90.00%）
　R-DAI　　　　　 1個（00.83%）
　R-ZEL　　　　　 4個（03.33%）
　宝石エナジー　　1個（00.83%）
　レビ重上　　　　1個（00.83%）
　伝説の証　　　　5個（04.17%）

血盟員C・最終結果
　語り継がし　　113個（94.17%）
　R-DAI　　　　　 1個（00.83%）
　R-ZEL　　　　　 2個（01.67%）
　伝説の証　　　　4個（03.33%）

血盟員D・最終結果
　語り継がし　 104個（86.67%）
　R-ZEL　　　　　7個（05.83%）
　伝説の証　　　09個（07.50%）

血盟員E・最終結果
　語り継がし　　12個（85.71%）
　伝説の証　　　02個（14.29%）

血盟員が獲得したアイテムを全部合算したものが下記になります。

合計・最終結果
　語り継がし　　566個（91.59%）
　R-DAI　　　　　 3個（00.49%）
　R-ZEL　　　　　22個（03.56%）
　宝石エナジー　　1個（00.16%）
　レビ重上　　　　1個（00.16%）
　伝説の証　　　 25個（04.05%）

結果、「預言書の切れ端」からは 91.59%の確率で「語り継がれしスクロール」を獲得すると言う．．．というイベントでした。

ちなみに、「語り継がれしスクロール」は、「預言書の切れ端」の解読で 421回、「預言の箱」145回獲得したわけですが、
「語り継がれしスクロール」は、「預言書の切れ端」の解読で 1回あたり 3枚、「預言の箱」1回あたり 1枚獲得出来ますので、トータルでは「語り継がれしスクロール」は 1,408枚獲得できたことになります。

また、「預言書の切れ端」の解読にかかった手数料は 3,090,000,000アデナですので、他に獲得したアイテムは無視して、「語り継がれしスクロール」の数だけで単価を計算すると、1枚当たり 2,194,602アデナとなります。

これを高いとみるか安いとみるか．．．
（ちなみに、現在のアンタラスサーバの「帝王のスペシャルカクテル」は、15,000,000アデナで露天に出ています。）

「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」のまとめ

今回のリネージュ2のイベント「語り継がれる伝説を目指せ！　伝説を目指すもの」は、「預言書の切れ端」の解読時と「預言の箱」を開けるときと 2回ドキドキ出来るイベントでしたが、結果的にはイベント後も残るアイテムはほとんど獲得することは出来ず、91.59%が「語り継がれしスクロール」になると言うイベントでした。
手数料を払って「語り継がれしスクロール」を買うイベント、と言う方が正しいかも知れません。

まぁ、「語り継がれしスクロール」は、「30分間、攻撃力/魔力が10%、通常攻撃/物理スキル/魔法スキル威力が10%、防御力/魔法抵抗力が20%、獲得EXP/SPが15%増加」という効果があり、それなりに優秀な効果を持つスクロールでしたけども。

普通のプレイヤーの方々の感想としては上記のような感じになるんじゃないかと思います。

ですが、
個人的には、アイテムを交換するレートの確率「高」「中」「低」「最低」の交換レートの一端を知ることが出来る貴重なイベントだったのではないか、と考えています。

今回は「低」がなかったことと、今回のイベントの「高・中・低・最低」とそれ以外の強化アイテムなどとの交換レートが同一なのかどうかは不明なことはあります。
ですが、今回のイベントは関係なしに、同じ様な「高・中・低・最低」と言う交換レートを提示して強化アイテムを交換してくれる NPCは少なくないため、「高・中・低・最低」のおおよその交換レートが算出できれば、交換に必要な費用の期待値を計算出来るだろうと考えています。

参考として、上記は「ハイネス」にいる「サンティアゴ」に釣り竿の性能を改善するための釣り竿トレードの交換レートのイメージです。
これらの期待値を計算するための元データになるんじゃないかと。