「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」の釣果の違いを検証
リネージュ２には、モンスターを倒す「狩り」ではなく、魚を釣る「釣り」というコンテンツが用意されています。
この「釣り」をするには「釣り竿」が必要なのですが、「釣り竿」にはいくつかの種類がありまして、この記事では
「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」の釣り竿を使って釣りをすると、どれくらいの釣果があって、収益としてはどれくらいの額が期待できるのか
を検証してみました。
加えて
「フィッシングマスターの釣り竿：1段階」のときと比べるて、「5段階」になるとどれくらい釣果が向上するのか？（もしくは、向上しないのか？）
を検証してみました。
「丈夫な釣り竿」から「フィッシングマスターの釣り竿」に強化する方法も検証してみた
ちなみに、上記の記事では「フィッシングマスターの釣り竿」を「丈夫な釣り竿」から「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」まで強化するときの確率、および、費用の検証を行っています。
釣りを始める前に、釣り竿を強化するのにどれくらいの確率で強化に成功するのか、気になる方はあわせて読んでいただければ、と思います。
「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」の違い
釣りの結果の話しに行く前に、今回検証をする「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」とで何が異なるか、提供されている情報を確認しておきましょう。
上記の画面にあるように「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」は「丈夫な釣り竿」に比べ、「釣りの 1サイクル」あたりの時間が 10秒短縮されます。
「5段階」は30秒短縮されます。
「釣りの 1サイクル」とは、釣り竿を投げて、しばらく待って、アタリが来たら引き上げて、魚を改修して、再び釣り竿を投げる。のサイクルのことです。
「丈夫な釣り竿」の場合、この「釣りの 1サイクル」は 120秒で設定されています。
そのため、「1段階」では 110秒となり、「5段階」では 90秒となります。
「フィッシングマスターの釣り竿」の釣果検証の実施条件
また、今回の釣りの検証を行うに当たっての釣りの実施条件を確認しておきます。
釣果検証の実施条件
釣りをした条件は、以下の通りとなります。
・釣りの場所はハイネスのアインハザードの西側の岸壁
・北側に向かって釣り糸を垂らす
・「サンティアゴのルアー」を使用（1個 25,000アデナ）
・「フィッシングショット」を使用（1個 625アデナ）
※「ルアー」「フィッシングショット」の価格は税率 5%の村の場合です。
釣りをしたキャラクターの条件
「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」を使って釣りを行った「釣り人 A」は下記のキャラクターになります。
釣り人A・フィッシングマスターの釣り竿 Lv5 使用
Lv105。ヒューマン。イース ハイエロファント（エンチャ職）
「フィッシングマスターの釣り竿：1段階」を使って釣りを行った「釣り人 B」は下記のキャラクターになります。
釣り人B・フィッシングマスターの釣り竿 Lv1 使用
Lv105。ヒューマン。オーセルアドベンチャラー（短剣職）
「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」での釣果
まずは、釣り人A「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」での釣果からです。
1回目
釣り時間 ：993分
ルアー消費：660個
アンコウ ：452匹
ツナ ：067匹
メデタイ ：010匹
星の運気 ：004個
釣り成功 ：533回・80.76%
2回目
釣り時間 ：1237分
ルアー消費：822個
アンコウ ：567匹
ツナ ：075匹
メデタイ ：009匹
星の運気 ：005個
釣り成功 ：656回・79.81%
3回目
釣り時間 ：613分
ルアー消費：408個
アンコウ ：276匹
ツナ ：030匹
メデタイ ：004匹
星の運気 ：002個
釣り成功 ：312回・76.47%
4回目
釣り時間 ：1041分
ルアー消費：692個
アンコウ ：464匹
ツナ ：064匹
メデタイ ：009匹
星の運気 ：006個
釣り成功 ：543回・78.47%
4回の合計
釣り時間 ：3884分（64.7時間）
ルアー消費：2582個
アンコウ ：1759匹
ツナ ：0236匹
メデタイ ：0032匹
星の運気 ：0017個
釣り成功 ：2044回・79.16%
「ルアー」＋「フィッシングショット」の消費数は 2,582個ですので、かかった費用は 66,163,750アデナ（6616万アデナ。66Mアデナ）でした。
4回の合計の値を元に 60分あたりの釣果の期待値を算出すると以下のようになります。
60分あたりの平均値
釣り時間 ：60分
ルアー消費：39.89個
アンコウ ：21.17匹／68.13%／86.06%
ツナ ：03.65匹／09.14%／11.55%
メデタイ ：00.49匹／01.24%／01.57%
星の運気 ：00.26個／00.66%／00.83%
釣り成功 ：31.58回
アンコウ、ツナ、メデタイ、星の運気の行のパーセンテージ表記は、左側が「1回」の釣り実行に対して釣れるアイテムの確率で、右側が「釣り成功」した時に釣れるアイテムの確率です。
また、「ルアー」＋「フィッシングショット」の消費数は 39.89個で、60分あたりの費用は 1,022,097アデナ（102万アデナ。1.02Mアデナ）でした。
釣った魚を売却した場合の収益の試算
「アンコウ」「ツナ」「メデタイ」を下記の価格で売却したと仮定します。
（この記事を書くタイミングでのギランでの売り露天の一番安かった価格です。）
アンコウ ：37,000アデナ
ツナ ：17,000アデナ
メデタイ ：2,000,000アデナ
そうすると、60分あたりの収益は以下のようになります。
60分あたりの収益
アンコウ ：1,005,402アデナ
ツナ ： 61,977アデナ
メデタイ ： 988,671アデナ
合計すると、2,056,050アデナ（206万アデナ。2.06Mアデナ）となります。
60分あたりの「ルアー」＋「フィッシングショット」の費用は 102万アデナでしたので、かかった費用の倍の売上があり、かかった費用と同じくらいの利益が生まれる、と言うことになります。
ざっくり、60分あたりおおよそ 100万アデナの利益になります。
「フィッシングマスターの釣り竿：1段階」での釣果
続いて、釣り人B「フィッシングマスターの釣り竿：1段階」での釣果です。
1回目
釣り時間 ：1369分
ルアー消費：745個
アンコウ ：488匹
ツナ ：082匹
メデタイ ：009匹
星の運気 ：006個
釣り成功 ：585回・78.52%
2回目
釣り時間 ：1479分
ルアー消費：804個
アンコウ ：542匹
ツナ ：076匹
メデタイ ：010匹
星の運気 ：007個
釣り成功 ：635回・78.98%
3回目
釣り時間 ：2301分
ルアー消費：1251個
アンコウ ：853匹
ツナ ：122匹
メデタイ ：016匹
星の運気 ：014個
釣り成功 ：1005回・80.34%
4回目
釣り時間 ：2010分
ルアー消費：1093個
アンコウ ：760匹
ツナ ：105匹
メデタイ ：015匹
星の運気 ：008個
釣り成功 ：888回・81.24%
4回の合計
釣り時間 ：7159分（119.3時間）
ルアー消費：3893個
アンコウ ：2643匹
ツナ ：0385匹
メデタイ ：0050匹
星の運気 ：0035個
釣り成功 ：3113回・79.966%
「ルアー」＋「フィッシングショット」の消費数は 3,893個ですので、かかった費用は 99,758,125アデナ（9976万アデナ。99.8Mアデナ）でした。
4回の合計の値を元に 60分あたりの釣果の期待値を算出すると以下のようになります。
60分あたりの平均値
釣り時間 ：60分
ルアー消費：32.63個
アンコウ ：22.15匹／67.89%／84.90%
ツナ ：03.23匹／09.89%／12.37%
メデタイ ：00.42匹／01.28%／01.61%
星の運気 ：00.29個／00.90%／01.12%
釣り成功 ：26.09回
アンコウ、ツナ、メデタイ、星の運気の行のパーセンテージ表記は、左側が「1回」の釣り実行に対して釣れるアイテムの確率で、右側が「釣り成功」した時に釣れるアイテムの確率です。
また、「ルアー」＋「フィッシングショット」の消費数は 32.63個で、60分あたりの費用は 836,079アデナ（83.6万アデナ。836Kアデナ）でした。
釣った魚を売却した場合の収益の試算
「アンコウ」「ツナ」「メデタイ」を下記の価格で売却したと仮定します。
（この記事を書くタイミングでのギランでの売り露天の一番安かった価格です。）
アンコウ ：37,000アデナ
ツナ ：17,000アデナ
メデタイ ：2,000,000アデナ
そうすると、60分あたりの収益は以下のようになります。
60分あたりの収益
アンコウ ：819,592アデナ
ツナ ： 54,854アデナ
メデタイ ：838,106アデナ
合計すると、1,712,552アデナ（171万アデナ。1.71Mアデナ）となります。
60分あたりの「ルアー」＋「フィッシングショット」の費用は 83.6万アデナでしたので、かかった費用の倍の売上があり、かかった費用と同じくらいの利益が生まれる、と言うことになります。
ざっくり、60分あたりおおよそ 88万アデナの利益になります。
「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」の釣果比較
「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」の釣果を比較した結果は以下となります。
「1段階」と「5段階」の違いは釣りの 1サイクルの時間のみ
釣れる魚の割合は「1段階」と「5段階」とで違いはない
この記事の最初の方で説明をした、「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」との違いは、「釣りの 1サイクル」の時間が「1段階」では 110秒、「5段階」では 90秒になっている、と言うことでした。
そして、実際に「フィッシングマスターの釣り竿」の「1段階」と「5段階」で釣りをしてみた結果、設定通り「1段階」は「5段階」より 1.22倍（90秒分の 110秒）の時間がかかることが確認出来ました。
しかし、釣りの成功確率はいずれも 80%前後で違いは見いだせませんでした。
また、アンコウ、ツナ、メデタイ、星の運気の釣れる確率も明確な違いを見いだすことは出来ませんでした。
そのため、結論としては先に挙げたように
「1段階」と「5段階」の違いは釣りの 1サイクルの時間のみ
釣れる魚の割合は「1段階」と「5段階」とで違いはない
となると言えます。
「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」を作る費用をどれくらいで回収できるのか
最後に、「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」を作るのにかかる費用を釣りで回収しようとすると、どれくらいの時間釣りをすればいいのか、を試算してみました。
上記の記事で書いていることですが、「丈夫な釣り竿」から「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」にするための費用の期待値は 2,718,253,968アデナ（27.2億アデナ、2.72Gアデナ）となります。
対して、「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」で 1時間の釣りをして得られる利益は、先の集計値をもとに算出すると 1,033,953アデナとなります。
そのため、単純計算で 2629.0時間っ！！！！！
必要と言うことになります。
2629時間は、109.54日。3ヶ月と 20日。
サーバメンテやルアーの買い足しなどの時間も考慮すると、4～5ヶ月くらい釣りを続けてようやく「フィッシングマスターの釣り竿：5段階」の取得にかかる費用を回収できる、と言うことになりますね。
うーむ．．．これではなかなか気軽に始められるものではないですね．．．
釣りの人口が増えないのも分かるような気がする．．．
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